ガラスケースのガラス交換事例|雛人形ケースの修理手順と注意点
※本記事は2025年2月に対応した事例をもとに掲載しています。
もうすぐひなまつり。年が明けたと思ったら、あっという間に春が近づいてきますね。
今回は、以前に対応した雛人形のガラスケース修理事例をご紹介します。
ご依頼は運送会社様からで、輸送中に正面のガラスが割れてしまったとのことでした。雛人形のガラスケースは2mm程度の薄いガラスが使われていることも多く、取り扱いによっては割れてしまうことがあります。
このときは事情を確認したうえで、例外的に持ち込みで対応した事例になります。
なお、現在は雛人形ケースなどの持ち込み修理には対応しておりません。
持ち運びやお引き渡し後の移動中にガラスが再度割れてしまうケースもあり、特にケースガラスは薄く振動の影響を受けやすいため、破損リスクを完全に防ぐことが難しいためです。
安全面とトラブル防止の観点から、現在は持ち込みでの対応は控えさせていただいております。
そのため、本記事は「このような修理方法で対応したことがある事例」としてご覧いただけましたら幸いです。
雛人形のガラス交換手順
まずケースを紐で簡単にくくり、固定してから天板を外します。天板は当て木をしてトンカチで叩くと外れます。

天板が外れたら、ガラスが割れた箇所のケースの1面を外します。
外したケースをひっくり返すと、押し縁がタッカーで固定されています。スクレーパーを差し込み、押し縁を傷めないように慎重に取り外します。

タッカーの針が残るため、ネジザウルスで取り除きます。

押し縁を外すことでガラスが取り外せます。

新しいガラスを同寸でカットし、入れ替えます。

押し縁は弓なりにして入れ込み、タッカーまたはステンレス釘で固定します。

ステンレス釘はφ1.2mm×長さ10mmを使用しました。事前にφ1mm程度の下穴を開けておくと打ち込みやすくなります。

最後にケースを組み戻し、天板を取り付けて修理完了です。

以上、雛人形のガラスケース修理事例でした。
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