先日、グリーンモール商店街の店舗入口ドアの磨き網入りガラスの交換修理を行ないましたので、店舗入口のガラス交換についてご紹介していきたいと思います!
今回ガラスが割れた原因は、職員さんいわく、ドアの閉まるスピードが早くなっている為、急激にドアが閉まり勢いで割れたようです。このような場合は、ドア吊り元の下に埋まってあるフロアヒンジ本体のオイル漏れが原因です。オイルが漏れると、フロアヒンジは正常に機能しなくなりますから、ドアが勢いよく閉まる原因になります。

店舗の重量のあるガラスドアはフロアヒンジですが、一般住宅のドアの場合はドアクローザーがついています。ドアクローザーもオイルが漏れるとドアが急激に早く閉まるようになりますが、フロアヒンジも一緒ですね。こればかりはフロアヒンジを替えなければ、スピード調整をしたところでオイルが抜けていれば効きませんので、すぐのことにはなりません。まずはガラス交換を行ない、ガラス割れの原因に繋がったフロアヒンジを替えていくかどうか考えていくということになります。

網入りガラスはバキバキに割れても、ワイヤーがガラス内部に入っているためガラスが脱落しにくいようになっております。通常はガラス片が脱落すると危険なのでガラスからとり除く作業から始めるのですが、網入りガラスの場合はサッシ障子枠の分解からしていきます!

ドアによって分解方法は異なりますが、今回はガラス押さえである押し縁を外すことでガラスが取り外せる仕様ですね。まずはカッターナイフでぐるりと、コーキングを切って、押し縁外しを行ないます。これでガラスの撤去ができます。

駐車場に戻り、車から作業台を出し、その上にガラスを置いて現場まで運搬します。

ドア枠内にセッティングブロックを吊り元側の下と、戸先側上に対角上に設置して、ガラスを嵌め込みます。既存のセッティングブロックはガラス下の左右に敷いてありましたが、これだと嵌め込んだガラスの重量がドア下にかかりドアが下がるため、床に擦れる原因になりかねません。

正しい位置にセッティングし直しガラスを嵌め込みました。

外した押し縁を付け直して、バックアップ材でガラスを枠に固定していきます。

マスキングテープとコーキングをガラスとドアの縁まわりにぐるりと回しガラスをドアに接着する作業を行ないます。ガラスのコーキング用に削ったヘラを滑らせながらガラス縁まわりの余分なシリコン材を削いでいく作業を表2回裏面2回の計4回繰り返します。

コーキング作業が完了しましたので、マスキングテープを剥がし、ガラス交換の完了です。ガラス交換でコーキングを行った場合、ガラスが安定するまで1日はかかります。その間はドア障子は動かさないようにすれば、1日後にはガラスが安定して元通り今まで同様に安全に開閉できるドアになります。
ガラスドアのガラス交換も時々屋までお任せくださいませ。