クレセント錠の裏板がなければ作成しちゃえばいいじゃない編

「パンがなければケーキを食べれば良いじゃない」とはいきませんが笑、クレセント錠の裏板がなければ作成すればいいじゃないといことで、今回は、クレセント錠の裏板作成して無事お取り付けしたお話しをしたいと思います。

お客様より、「前に近くのサッシ屋さんにクレセント錠の取り付けをしてもらったんじゃけど、すぐグラグラするようになったんだけど直せますか?」というご相談を頂きました。

拝見しますと、確かにグラグラしていました。裏板がなかったので、枠にねじ穴を作ってとめたのだと思います。枠に板厚がありましたから、そもそもそういう風にクレセント錠が取り付いてあるサッシだったのかもしれません。50年以上前の廃盤サッシなので、正直、私にも正解は分かりませんね。ただ原因は、板厚が若干足りなかったのか、はたまたインパクトドライバーで穴あけしちゃって穴が大きくなったのか、だと思いますね。

私はねじ穴を作るときは、ビットのブレが少ないペンドライバーで必ず下穴をあけてタップドリルで穴あけします。これはドアクローザーの取り付けも一緒ですね。ネジロックも併用すると安心です。

ただ、ネジ穴を作っているだけマメな業者さんですね。良い加減な業者はドリルビスで取り付けていますから、それに比べたら全然マシです(笑)

なんにしても、前の業者さんが惜しくも失敗した分は出番が回ってきた業者がしっかりフォローすれば良いのです。

クレセント錠の裏板作成方法

さて、クレセント錠の裏板作りをしていきます。まずはクレセント錠側に付いた縦框を外します。縦框の下のキャップを外しておきます。

次にアングル角材を用意しておきます。これのサイズは框内部に入れば大丈夫です。板厚は2mmあれば良いですね。1mmとかはネジがとまらないので絶対ダメです。今回は勿論2mm板厚角パイを使用します。

角材をクレセント取り付けビスピッチにかかるように丸ノコ又はサンダーでカットして、縦框キャップを外したところから入れます。

スライドさせてクレセント錠取り付け穴の上下どちらかに下穴を3.2mmであけて4mmのタップドリルでネジ穴を作ります。あける穴径は取り付けるクレセント錠のネジ大きさにより変わります。そうしたらネジを一本通して作成した裏板がズレないようにしときます。

もう片方のクレセント錠取り付け穴の裏板にビス穴をあけてクレセント錠を取り付けます。

クレセント錠取り付け

あとは、分解した縦框を障子に戻し、クレセントの調整をしていけばクレセント錠の取り付けが完成です。

このようにクレセント錠の裏板を作成してみました。参考になりましたら幸いです。

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