知らないと損をする!火災保険でできるガラス交換と申請の流れ

「家の窓ガラスが割れてしまったけど、修理費用が高くて困っている」、「窓ガラスが割れたけど、火災保険って適用されるのかな?申請の仕方がよくわからない…」

などの不安や疑問に応えるべく、この記事ではガラスが割れた際の火災保険の適用範囲や、申請手順について解説していきます。

火災保険でガラス交換ができるってホント?

「火災保険でガラス交換ができるの?」そう思っている方も少なくないかもしれませんね。実際には、窓ガラス破損や損壊を補償してくれるケースがあります。

火災保険の保証範囲を確認しよう

火災保険の補償範囲は、保険会社や契約内容によって異なります。契約時に交付された保険証券や、保険会社のホームぺージなどで、保険内容を確認してみましょう。なんだか保険証券をみてもよくわからない、という場合は保険屋さんに聞くと答えてくれます。

一般的な火災保険では以下のようなものが保証対象となります。

  • 風災
  • 落雷
  • 雹災
  • 火災
  • 雪災
  • 水災
  • 盗難
  • 破損・損壊

「破損・損壊」の項目にガラス交換の補償が含まれることが多いです。

ガラス交換が適用される主なケース

ガラス交換で火災保険が適用される主なケースは以下のとおりです。

  • 台風や強風によるガラスの破損
  • 石が飛んできて割れた
  • 子供が庭で野球していてボールが当たり割れた
  • 地震で割れた
  • 熱割れ

これらのケース以外でも、保険会社によっては補償してくれるケースがあります。

保険適用外のケースもチェック

火災保険で補償適用できない例も挙げます。

  • ガラスの経年劣化による破損
  • ガラスをわざと蹴るなど故意にガラスを破損した場合

これらのケースは保険の補償対象外となる場合があります。

免責金額と自己負担について

火災保険には免責金額というものが設定されていることがあります。免責金額とは、保険金が支払われる際に自己負担しないといけない負担金のことです。

例えばガラス交換費が15万円、免責金額は5万円の場合、支払われる保険金は実質10万円となります。

また、保険会社によっては自己負担割合を設定している場合もあります。これは、自己負担割合が20%に設定されている場合、ガラス交換費が10万円とすると、10万円の20%を自己負担、つまり8万円の保険金が支払われるという仕組みです。残りの2万円は自己負担しないといけません。

ガラス交換が割れて火災保険を使用する際は、免責金額や自己負担割合の設定も調べましょう。

ガラス交換の申請に必要な書類

火災保険を使用してガラス交換をするには、以下の書類を保険会社に提出する必要があります。

  • 保険金請求書
  • 修理見積書
  • 破損箇所のわかる写真

保険金請求書は保険会社のホームぺージからダウンロードできることもあります。修理見積書はガラス屋さんを呼んで見積書をだしてもらいましょう。保険会社によっては領収書の提示を求められることもあります。見積書をもらった業者にお願いするようにしましょう。

※数十年前は、施主さんが業者に複数見積依頼をして、一番高い業者の見積書を保険会社に提出、後に最も安い業者にガラス交換をお願いして差額をポケットに入れるということが行われていたように思います。その為か、保険会社によっては領収書の提出が求められることがあります。そのような行為は立派な保険金詐欺になり犯罪ですし、業者に対してもマナー違反です。絶対にやめましょうね。

火災保険を使ったガラス交換の手順

火災保険を使ってガラス交換を行う手順は下記のとおりです。

1.保険会社への連絡

ガラスが破損したら、まずは保険会社に連絡しましょう。保険金請求の手続きについて説明が受けられます。

2.保険金の請求

保険会社から指示された書類を揃えて、保険金の請求の手続きを行いましょう。保険金請求の手続きは保険会社によって異なりますので、担当者から指示された手順に従いましょう。

査定と保険金支払い

保険会社は、ガラス交換の費用を査定します。具体的には市場価格の調査もありますし、実際に現地に来られてどのようにガラスが割れたか調査を受けることもあるようです。査定の結果、保険金が支払われる額が決定します。保険金は、通常、銀行口座に振り込まれます。

ガラス交換の実施

保険金を受け取ったら、ガラス交換を業者に依頼してガラス交換を実施してもらいましょう。保険金の振込までにタイムラグがある場合、先にガラス屋さんにガラス交換を行って頂くことも検討しましょう。

ガラス破損の場合の火災保険使用についてよくある質問

火災保険の申請は誰が行うの?ガラス屋さんにお願いできる?

いいえ、ご自分で行います。ガラス屋さんは見積書の送付や火災保険使用の流れについてアドバイスはしてくれるかもしれませんが、ほとんどのケースでは申請は世帯主さんが行います。まずは保険会社に連絡して指示に従いましょう。

ガラス交換した後で火災保険使用できたかもしれないと知りました。今からでも申請できますか?

はい、できます。ガラス交換後でも、ガラスが割れたことがわかる写真と見積書、見積書がなければ日付のわかる領収書を、保険屋さんに提出しましょう。原則、ガラスが割れて三年以内は火災保険の申請を行うことができます。※保険会社によっては独自の規定により保険の申請期限を1年や2年に区切っていることがあります。

ガラス割れは早く直さないと防犯面でも、快適に生活を送るにも支障がでます。なので、保険申請をしてから振込まれるまで待つと場合によっては1ヶ月以上ガラスが割れたままになります。まずはガラス交換を行って火災保険の申請を行うのも有りです。その際は必ずガラスが破損したことがわかる写真を撮り、ガラス屋さんから見積書をもらっておきましょう。

ガラス交換費用はどのくらい?

ガラスの種類、サイズ、場所、施工方法によりガラス交換費用は異なります。詳しくはガラス屋さんから見積もり取りましょう。

まとめ/火災保険を賢く利用しよう!

火災保険は、ガラス割れなどの日常生活で起こるトラブルにも活用できます。この記事で解説したように、ガラス交換で火災保険を使用できるケースも多いので、積極的に活用していきましょう!

万が一、ガラスが破損した場合も、火災保険を活用することで、経済的な負担を軽減することができます。火災保険の補償内容をしっかりと理解して、いざというときに慌てず対処していきましょうね!

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