食器棚ガラスの交換方法を解説します

食器棚ガラスの交換手順

押さえ縁の取り外し

ガラスの四方をみると、必ず木枠でガラスを押さえているはずで、こういった木枠のことを押さえ縁や、押し縁といいます。押さえ縁と枠の間をスクレーパーを差し込んで、トンカチでスクレーパーの頭を叩きながら徐々にゆっくり木枠を外していきます。押さえ縁を外す際に焦って一気に力を入れて外してしまうと木枠が割れます。

食器棚ガラスの押さえ縁は基本的には隠し釘を使って固定されています。なので、ビスが付いてないのに外せる訳がないと勘違いされがちですが、外すことはできます。分かりやすくビス頭が見えるかたちで固定されていることもありますが、そうでないことの方が多いです。じっくり観察して、どこが外せるかみていき、外せる箇所は全て外してしまいましょう。

ガラス採寸

ガラスを採寸します。元々食器棚に入っていたガラスが綺麗な状態で取り除くことができれば、取り除いたガラスの原寸をとります。その場合、計算はいりません。

取り外したガラスが割れてしまっていたり、残っていない場合はガラス寸法を計算しないといけません。押さえ縁を全て取り外したら、見える箇所の寸法を取り、残りののみこみ寸法をプラスしてガラスをカットします。ぴったりだときついかもしれないので、マイナス2mmくらいにしておきます。現場の状況や施工方法、押さえ縁の取り外し箇所によっても変わります。

ガラスをカット

採寸し計算した寸法でガラスをカットしていきます。食器棚のガラスは2mmがよく使われているので、力を入れすぎないようにガラスを切ります。薄いガラスのあまり力を入れて切ると割れます。

ガラスを入れる

食器棚にガラスを入れます。ガラスは特に角が弱いので、角が他のところに当たらないように入れていきます。もし角が、あたると簡単に欠けます。ガラス屋は、人にもよるでしょうが縁や角は軽く糸面取りして、角の強度を担保することもあります。

押さえ縁を付ける

ガラスを入れたら次に押さえ縁を付けます。押さえ縁をセットしたら、隠し釘を使いトンカチでトントンと優しく釘を入れていきます。隠し釘はビス頭が残らないよう、ビス頭の近くに線が入っています。その線まで入れてしまえば、頭を横から叩くと簡単にビス頭が飛びます。隠し釘を打ち込む際にガラスに当たらないように注意して行います。

ガラスを清掃する

最後にガラスをガラスクリーナーで綺麗に拭き取ります。木枠には液体がかからないよう注意します。食器棚のガラス清掃の場合は、直接ガラスにガラスクリーナーを吹かず、ふきんに吹いてからガラスを綺麗に清掃しています。まわりに洗剤がつかずに済みます。

以上食器棚ガラスの交換方法でした。

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