団地のお風呂小窓(内倒し窓)に網戸を取り付ける方法をご紹介

先日、市営住宅団地のお風呂場の小窓に網戸がなくて困っているとお問い合わせを頂きました。団地には、窓を開けると内側に倒れる内倒し窓がお風呂場についていることがよくあります。基本的には内倒し窓には網戸を付けられないことが多いです。ですが、内倒し窓が通路側に付いている場合、叉は1階の場合、外から網戸を接着して取り付けることができます。その方法をこの記事ではお伝えします。

内倒し窓に網戸を取り付ける方法

①網戸をはめ込む

まずは内倒し窓を開いてみましょう。すると内倒し窓の窓下枠が数ミリから1センチほどサッシ枠よりでます。内倒し窓を開いた状態で網戸を取り付けていくことで、窓の開閉を行った際に網戸が窓と干渉しない位置に取り付けができます。

それでは網戸を窓にはめ込みます。少し隙間ができますがその隙間はあとで埋めることになります。ひとまず網戸がはまればOKです。もし網戸が小さくて上手くはまらない場合、網戸上枠左右に付いている振れ止めを伸ばして壁に当ててつっぱりましょう。つっぱり棒の要領です。

②網戸枠、外壁にマスキングテープを貼る

網戸枠と外壁にマスキングテープをぐるりと一周して張ります。角は90℃にしっかり折り込みましょう。マスキングテープを貼る理由は、シーリングを打った際に余分なシーリング材が網戸や外壁に付かないためです。ちなみにマスキングテープは、外壁側には凸凹面でも接着するサイディング用を貼り、網戸枠側には接着が強すぎず剥がしやすいガラス用を貼りましょう。慣れている方であれば、マスキングテープの接着力に合わせて剥がすときの力加減や角度で調整できますが、慣れてない方は外壁にはサイディング用、網戸枠にはガラス用を使用することを推奨します。

③シーリングする

コーキングガンにシリコーンボンドを装着します。シリコーンの先端ノズルを網戸枠に貼ったマスキングテープと外壁に貼ったマスキングテープの間に当ててみます。その隙間の太さ分シリコーンの先端ノズルをカッターで切っておきます。では網戸枠と外壁の隙間をシーリングしていきましょう。コーキングガンの先を進行方向に向けながら隙間に当てて、シーリング材は一定の量、一定のスピードでだしていきましょう。

④ヘラでならす

シーリングを打ち終わったら、ヘラでならしていきます。1回目はヘラでぐるりと一周ならしてシーリング材を流しこみます。2回目は余分なシーリング材を切っていきます。ヘラで切るときは、ヘラを90℃にして一定の角度、一定のスピードで切っていきます。ヘラを使うのに慣れてない場合は指でならしても綺麗になります。指でならすと角が丸くシーリング材が残るので、角だけヘラで整えた方が綺麗になります。

⑤マスキングテープを剥がして完成

マスキングテープを剥がしていきます。剥がし方は網戸枠のマスキングテープを先に剥がしてから、外壁のマスキングテープを剥がします。剥がすときは進行方法に対して45℃にテープを引っ張りながら剥がします。勢いよく剥がすと網戸枠がズレてせっかく打ち込んだシーリング材に隙間ができるので、ゆっくり剥がします。マスキングテープを綺麗に剥がせたら完成です。

※シーリング材は固まるまで数日かかるので網戸枠を触らないように注意しましょう。

まとめ

ここまで団地内倒し窓の網戸取り付け方向をご紹介しました。もし、退去などで網戸を取り外したい場合は、網戸枠と外壁の間にカッターを入れてスライドさせて切っていくと外せます。また、網戸の張り替えを行う場合は、網戸は外壁に接着されているので網戸を外さずそのまま張り替えができます。少しコツがいるので、その際は業者に網の張り替えをお願いしましょう。

これで、内倒し窓も虫をシャットアウトできるようになりますね。

網戸のサイズ採寸方法は?網戸業者が分かりやすく解説します。
お問い合わせ・ご依頼はこちらをタップ!
093-600-4080