建具ドア調整丁番の採寸方法と丁番特定方法について

長年建具ドアを使用していると建具ドアが閉まらなくなったり、ドアが下に擦る、閉める際に枠に当たることがあります。その際に丁番の調整で直る場合もありますが、丁番が破損していると交換しなければいけません。丁番の交換をするには、同じ丁番の特定が必要です。この記事では調整丁番の採寸を行い、既存のドアと同じ丁番を探す特定方法について解説します。

調整丁番採寸方法

  • ドア枠側丁番の幅、高さを採寸する
  • ドア扉側の丁番の幅、高さを採寸する
  • 丁番のビスピッチや丁番ツラからビス中心までの距離を測る
  • 丁番回転軸中心から丁番端までを測る

サシガネをドア枠丁番に当てて幅の採寸をします。

ドア枠丁番の高さを測っています。

ドア扉側の丁番幅、回転軸中心から丁番ツラ端までの距離を測ります。

ドア枠丁番の高さを測ります。

ドアと同じ丁番を特定するには、まずは丁番の採寸を行います。採寸箇所は上記のとおりですが、実際に丁番採寸をしている写真をみてご参考ください。

丁番吊元を確認する

丁番の吊元は丁番自体にL又はRと記載されていることがあります。大建工業の丁番はL上や、R下などと分かりやすく刻印があります。これは丁番をみたらわかるように、左勝手の上丁番、右勝手の下丁番という意味です。

丁番に勝手の刻印がなくても、建具の吊元はドアを引き開く側の左に丁番があるのか、右に丁番があるのかで左吊元か右吊元か分かります。

たとえば上の写真では引き開く側の左に丁番があるので左吊元の左勝手の丁番ということです。

メーカーを特定する

丁番の採寸、吊元を確認したらメーカーを特定しましょう。

メーカーは丁番に刻印があることもあれば、ドア吊元側面やドア枠上部にメーカーの記載されたラベルシールが貼ってあります。確認しましょう。

メーカーの特定ができない場合は、他の建具を同様にラベルシールがないか確認してみたり、ハウスメーカーに問い合わせるなどしましょう。セキスイハウスなどの特定ハウスメーカーの場合は、部品が一般流通していませんのでハウスメーカーに問い合わせて部品の取り寄せや修理を手配してもらいましょう。

以上が建具ドア調整丁番の採寸方法と丁番特定方法です。丁番がどの部品か知りたい場合や、DIYでの交換を行う場合にご参考ください。

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時々屋

日頃はガラス屋を営んでいる傍ら、空いた時間にガラスやサッシの修理ブログをまとめています。記事が少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。

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