雨戸を取り外してレールを掃除する方法をご紹介します

雨戸は、窓を外す要領で戸板を枠から外そうとしても基本的には外れません。(外れる雨戸もあります)

この記事では雨戸の外し方から、レール掃除をした後のメンテナンス方法もご紹介します。

雨戸戸板(パネル)を戸袋枠から外す方法

↑まずは写真の矢印をみてみてください。戸袋枠上下に戸袋ガイドという雨戸が戸袋から外れないようにガイドが付いています。こちらのガイドを取り外せば雨戸は横から抜き取れます。ではこの戸袋ガイドの外し方をお伝えします。

↑写真の矢印をみて頂きますと、戸袋ガイドに2本ビスが入っているのが分かります。こちらのビスをプラスドライバー2で左回しして抜いていきます。ちなみに戸袋ガイドのビスは固着していたりナメやすいので、しっかりドライバーを押し当てゆっくり左回ししてください。

戸袋ガイドは上下同じ位置にあるので上下の戸袋ガイドを同じ要領で外していきましょう。

すると雨戸が戸袋枠から外れるので、外した雨戸は倒れないように立て掛けておきましょう。

レールの掃除とメンテナンス方法

レールの掃除は最初に表面のホコリや落ち葉などをホウキなどで、端から戸袋枠まで掃きます。戸袋枠にたまったゴミは先程外した戸袋ガイドがあった箇所から下ゴミ袋を敷いて掃いていきます。

次に水に濡らした雑巾でレールを綺麗に拭き上げます。乾いた雑巾でもう一回拭き上げます。これでレールは綺麗になりました。

次に地面に毛布など養生を敷き雨戸を寝かせて戸車の掃除をします。戸車は外すと大変なのでそのまま雑巾で拭き上げるだけで大丈夫です。

次はメンテナンスとしてシリコーンスプレーという揮発性があり、素材に優しい潤滑剤を戸車とレールにふきます。シリコーンスプレーは有名なクレ556のように残る油ではありません。油が残るとゴミも付着してしまうので、今回は揮発性があり無溶剤のシリコーンスプレーを使用します。ちなみにクレ556はチェーンなどに挿す油であり、建具に挿す油としては基本的には向いていません。

レールの掃除が終わりメンテナンスもできたら、今度は外したときと逆の手順で雨戸を元に戻します。そうしたら雨戸をスライドして動かしてみてください。するすると気持ちよく雨戸が動くと思います。これで雨戸の開閉がスムーズになりますね。

雨戸戸板を取り外す際はこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?ついでに雨戸のレールも掃除・メンテナンスしてみてくださいね。

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時々屋

日頃はガラス屋を営んでいる傍ら、空いた時間にガラスやサッシの修理ブログをまとめています。記事が少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。

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