私「ピンポーン、こんにちわ〜、建具修理にきました〜」
お客様「あぁ、どうも、お上がりください」「この部屋のドアなんですが、丁番が曲がってしまって、ドアが閉まらないんです」
私「曲がっていますね〜。。使用年数はどのくらいになりますか?」
お客様「23年です」
私「廃盤の可能性は大ですが、、代替品が出てるか調べて、ご連絡しますね」
お客様「お願いします」
という一連の流れのあと、代替品を用意し後日丁番交換にお伺いしました。
この記事では、YKK調整丁番の交換方法について解説していきたいと思います。
YKK調整丁番交換方法
①ドアを外す
まずはドアを90℃に開いて、枠側の上丁番の芯棒を上に引っ張ります。すると、ドアが枠から外せる状態になりますので、少し手前に倒しながらゆっくりと持ち上げます。勢いよく持ち上げるとダウンライトや天井に当たる可能性がありますので、ゆっくり持ち上げましょう。
ドアが外れましたね。ドアが外れたら、壁に立てかけて置きます。壁や床にキズ付かないように毛布などを敷き、ドアにも被せておきましょう。
既存丁番を外す
次に、枠側の丁番、ドア側の丁番を外していきます。外し方は、枠側は、丁番の左右上下4本のビスを、プラスドライバーで左回しして、ビスを抜くと丁番が外せます。
ドア側は、丁番の上下のビスを抜くと丁番が外せます。
丁番を付け替える
では、丁番を付け替えましょう。外したときと逆の手順で丁番を付けていきます。付けるときは、ビスはプラスドライバーで右回しすると締まります。DIYはじめての方にも、なるべくわかるように解説していきます。
ドアを吊り込む
ドアを外すとき、枠側の上丁番の芯棒を上に引っ張っていたのを覚えていますか?新しく付け替える丁番も当然、同じように芯棒を上に引っ張っておきます。
ドアをゆっくり持ち上げ、90℃に開いた状態で、まずは枠側下の丁番芯棒に、ドア側下丁番の軸を差し込みゆっくり下ろします。次に、ドア側上丁番の軸を枠側上の軸の位置に合わせて、芯棒を上から手で押し込みます。
これで、ドアが吊り込めました。
建て付け調整する
まずはドアを開け閉めして、開閉チェックしましょう。基本的には、枠の歪みや床の不陸がない限り、新しい丁番に交換したら開閉が問題なくできるはずです。
ですが、今回は、床の不陸がありました。ドアを閉めた状態では、ドアと床には7mmほどの十分な隙間があります。ところがドアを開けると、45℃の位置でドアと床の隙間は4mmに、ドアが90℃の位置で床に擦りました。なので、ドア側丁番軸のキャップを外し、軸の中にプラスドライバーを差し込み、半回転右回し、数ミリドアを高く調整しました。右回しでドア位置が高くなり、左回しでドアは下がります。床に擦れば右回し、ドアが上枠に当たれば左回し、と覚えておくと良いかもしれません。
また、今後の歪みも考え、左右のチリ寸法も均一に調整しました。そちらの調整は、ドア側面吊元の、ドア側丁番に調整ネジがあります。まずはら上下の固定ネジを緩めた後、左右の調整ビスを回して建て付け調整します。
丁番調整方法は丁番キャップに書いてありますので、見ながら調整しましょう。難しい場合、下記YKKのサイトを参考にチャレンジしてみてください。
まとめ/YKK調整丁番の交換方法は施工画像を見ながらチャレンジ!
以上YKK建具ドアの調整丁番交換方法でした。この記事や、この記事の最後に貼ってあるYKKのホームページを参考に、DIYで調整丁番交換にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
難しい場合、建具屋さんなど専門業者にお願いするなどして、無理はされないように頑張ってみてくださいね。
時々屋
日頃は福岡県北九州市にてガラス屋を営んでいる傍ら、空いた時間にガラスやサッシの修理ブログをまとめています。記事が少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。