カラーガラスとは色付きのガラスの事で、窓ガラスに使用できるカラーガラスと、インテリア材として使う内装用のカラーガラスの2種類あります。
この記事では、窓ガラスに使えるカラーガラスをご紹介します。テーブルトップや店内仕切り板として使われる内装用のカラーガラスとは違います。
窓ガラスとして使用するカラーガラスは、壁装材のカラーガラスと違い塗料ではなく、ガラスとガラスの間に色付きのフィルムをサンドイッチのように挟んで色を出す合わせガラスや、特殊金属を加えて着色している熱線吸収板ガラスの使用になります。
AGC熱線吸収板ガラス(サングリーン/サンユーログレー/サンユーロブロンズ)
熱線吸収板ガラスは、ガラスの日射日射を40~60%程度吸収し、冷房負荷を軽減できます。
ガラスカラーはグレー、ブロンズ、グリーンの3色あり、厚みは5mmからとなります。
品種(商品名) | 呼び厚さ(ミリ) |
---|---|
サンユーログレー | 5、6、8 |
サンユーロブロンズ | 5、6、8 |
サングリーン | 5、6、8 |
日本板ガラスラミペーン
日本板ガラスのラミペーンはガラスとガラスの間に色付きの中間膜(ポリビニルブチラール)フィルムを挟んで高熱圧着した合わせガラスでカラーが付いている防災合わせガラスです。
カラーは、クリア、ホワイト、ブロンズ、グレー、ライトブルーグリーンがあります。
中間膜厚は15milと30milありガラス呼び厚は6.4mmから24.8mmまでありさまざまなガラス厚みの組み合わせがあります。
ショットデザーク社カラードアンティーク
カラーガラスは日本の硝子メーカーだけなく、海外のガラスも豊富な種類があります。例えば特殊ガラスメーカーのショットデザーク社では、内装ガラスも外装ガラスもカラーガラスを取り扱っております。日本でもそういった海外メーカーのガラスを取り扱っているお店から購入することができます。
まとめ
カラーガラスを窓ガラスとして使用出来る種類をご紹介しました。基本的に窓ガラスに使用出来るカラーガラスは透過しなければいけません。なぜなら透過しないカラーガラスだと光が全く入らないからです。今回ご紹介したガラスは透過するガラスで色付きの窓ガラスとしてご使用可能です。
当店にもカラーガラスをデザインの一環として窓ガラスに使用できないかというお声を頂きます。だいたい店舗さんが多い印象です。ですが、稀に在宅介護中で、親御さんが過ごすお部屋に光を採り入れたいけど外から見えるのは抵抗ある、カーテンはしたくないなどのご要望があります。その際は基本的には合わせガラスのカラーラミペーンをご提案しています。その他にもメーカー拘らなければオーダーで合わせカラーガラスを作成販売されている販売店さんもありますから、そういった販売店さんにお願いするとさまざまなカラーのガラスをオーダーで作成して頂くことが可能です。
カラーガラスを窓ガラスとして使用できないか悩まれている方の参考になりましたら幸いです。