下関市にてカギをなくし開かないとご連絡を頂き出動しました。玄関ドアをみると、上下シリンダー付きのツーロックタイプ。
お客様は上のカギ、248の縦溝シリンダーしか開け閉めされないということでしたので、上側をピッキング解錠しました。厳密には、レーキングといって、レークピックで鍵穴を前後にかき出すように動かして内部のタンブラーを解錠位置まで動かす方法で解錠致しました。
レーキングして45℃回したら止まるため、もう一回レーキングして先端回しでカムを回し解錠するという作業で、かかった時間は10分です。私はよく空回りさせてしまうので、ぐりんぐりん回してしまいました笑
ディスクシリンダーは1970年代によく使われていましたが、現在はその防犯性の低さから廃盤になっています。今はロータリーディスクシリンダーのU9や、ディンプルキーが主流なので、ディスクシリンダーを見ることも少なくはなりましたが、田舎では空き巣被害が少ないのか、まだまだ現役で使われているご家庭もよくみますね。

お客様は、私がいとも簡単にディスクシリンダーを解錠するもんですから、これはまずいと思われたのか、防犯性の良いカギに替えたいと逆提案されてしまいました笑
当店は、ある程度シリンダーの在庫を抱えているため、リーズナブルでコスパのよいカバエースのディンプルキーに交換致しました。ディンプルキーのメリットは防犯性の高さもそうですが、カギの差し抜きのスムーズさ、リバーシブルでカギを差す向きが決まっていないことも玄関の開閉が楽になるので、ストレスフリーになり良いですよ。
お客様は上下のシリンダーを別々のカギにしていましたが、せっかくなので2個同一キーに交換し、一つのカギで上下のシリンダーを開けることができるようになったことで煩わしさがなくなったようで、これからは外出の際は念の為2カ所ロックするようにしますとのことで、防犯意識が高まったようで嬉しくなりました。
時鍵サービスをご利用頂きありがとうございました。