【プロ解説】クリップを使用しない網戸の張替え方法

皆さんこんにちは!時々屋と申します。

この記事ではクリップを使用しない網戸の張替え方法を、夏場は数百枚網戸を張替えている筆者がご紹介します。

準備するもの

  • 網戸ネット(18,20,24,26,30メッシュあり)
  • 抑えゴム(太さは2.8mm,3.5mm,4.5mm,5.5mm,6.8mmあり)
  • ローラー
  • カッター
  • 千枚通し(先の細いマイナスドライバーでもOK)
  • ゴム手袋(ケガ防止と、ネットを引っ張りやすくするため)

準備するものは上記5つです。

道具は全てホームセンターで揃います。

ローラーの種類や抑えゴムの選び方が分からない場合は、ホームセンターでツインローラーNWというゴムの太さ2.8mm~6.8mmに対応可能なローラーを選び、ゴムの太さが変えられる抑えゴムを購入しましょう。

網戸のメッシュは、防虫ネットと呼ばれるのは24メッシュからなので、せっかく張替えるなら24メッシュからがオススメですよ。個人的には24メッシュがコスパが良いですし、しっかり防虫もできます。

では網戸の張替え方法をご紹介していきたいと思います。

クリップを使用しない網戸の張替え方法

①既存ネットを剥がす

まずは既存ネットの抑えゴムを取り外しましょう。取り外しには千枚通しを使用して、抑えゴムの切れ目に千枚通しの先を刺して持ち上げるとビィーと抑えゴムが外れます。ゴムが外れるとネットも取り外しできます。

②網戸ネットを網戸にかける

網戸ネットを網戸枠にかけていきましょう。風が強いと大変なので、風が当たらないところで作業しましょう。

③網抑えゴムを差し込む

ここでローラーを使い網抑えゴムを押し込んでいきます。

④ネットを張る

そのままローラーで滑らせていくのですが、ただただローラーを滑らすとネットがズレてシワになります。コツはローラーを滑らす手と反対側の手で網ネットを軽く抑えながらローラーを滑らせていくことです。縦枠、横枠と抑えゴムを押し込んでいきます。

残りの縦枠と横枠は、ローラーを持つ手と反対の手でネットを斜め下に引っ張りながら網抑えゴムをローラーで押し込んでいきます。

このとき、視線は反対側の抑えゴムを押し込んだ箇所の網ネットのたわみです。ネットを斜め下に引っ張るとシワが伸ばされますが、引っ張る力が強すぎても抑えゴムは外れ、弱すぎても網ネットはたわみます。なので、視線は反対側の抑えゴムを押し込んだ箇所のネットのたわみをみながら力加減してローラーを押し込んでいきましょう。

四方枠抑えゴムを押し込んだら一度離れて様々な角度から網戸を眺めてみましょう。ネットのたわみはないですか?なければ抑えゴムの余った部分をハサミで切ってクックッと抑えゴム溝に入れこませましょう。

⑤カッターで網ネットを切る

カッターの刃を5mm〜1センチだけ出します。刃を出しすぎると手が滑って万が一手を切るとケガをするからです。ちなみに筆者は慣れてきた頃と、雨の日にやらかしています笑

カッターの刃の先は抑えゴム溝側面に刃が入る隙間があります。(刃を入れる隙間がない網戸もあります)その隙間に刃の先を入れてシャーと刃を滑らせて網ネットを切断していきます。このとき、カッターを持つ手と反対の手はカッターの進行方向より上に置いて網戸枠が動かないように抑えます。カッターを滑らす進行方向に手を置くとカッターを持つ手が滑った際に手を切ります。気をつけてください。ぐるりと四方網ネットを切ることができましたか?

暑い中お疲れ様でした。取り外した網戸ネットは不燃ゴミ、資源ゴミとして出しましょう。

まとめ

以上網戸ネットを張替える方法をお伝えしました。クリップがなくても、網ネット抑えゴムが網をしっかり抑えてくれるので必要ありません。というよりクリップで網ネットを抑えてしまうと作業性も悪く、個人的には必要ないように感じます。お仕事柄、年間数百枚網戸を張替えている筆者が網戸の張替え方法をご紹介しました。

是非、夏に入り暑くなる前にDIYで網戸の張替えをしてみてはいかがでしょうか?

下関で網戸の張替えを考えられている方は是非当店にお任せください。

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時々屋

日頃はガラス屋を営んでいる傍ら空いた時間にガラスや建具にまつわるお役立ち情報を発信しています。記事が皆様の参考になりましたら幸いです。下関市・北九州市のガラス屋より

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