勝手口ドアノブを自分で交換する方法は?採寸から取り付けまで徹底解説

この記事では勝手口ドアノブの採寸から交換手順まで解説していきたいと思います。

勝手口ドアノブ採寸箇所

まずはお使いのドアに適合するドアノブにお取り替ができるように、必要な寸法を測っていきます。

  • ドア厚み
  • バックセット
  • フロントケースサイズ
  • フロントケースビスピッチ
  • フロントケース刻印の確認

上記4点を測りケース刻印を確認すれば、お使いのドアに合うドアノブを選ぶことができます。

ドア厚みを測る

ドア厚みを測っている写真

まずはドアの厚みを測りましょう。ドアの厚みはドア下から測ります。理由は、ドア厚みにドア戸当りは含まれないため、ドア側面を測ると戸当りから測ってしまうことになり正確なドア厚みが測れないからです。正確にドアの厚みを採寸するには、ドアの下側に定規をあててドアの厚みを測ります。

バックセットを測る

バックセットを測っている写真

バックセットとは、戸先からドアノブ鍵穴中心までの距離のことをいいます。

写真のように定規を戸先からドアノブ中心までを測ります。バックセットは32mm.35mm.38mm.42mm.51mm.64mm.51mm.80.90mm.100mmなどがあり、ドアによって違います。勝手口ドアノブのバックセットは框ガラスドアの場合はバックセット100mmが一般的です。

フロントケースサイズを測る

フロントケース幅を測っている写真

フロントケースとはドア側面の金属板のことです。フロントケースサイズは幅、高さを測っていきます。

フロントケースビスピッチを測る

フロントケースビスピッチを測っている写真

フロントケースビスピッチも測ります。高さを測るときにビスピッチも一緒にみておくと良いでしょう。

フロントケース刻印を確認する

フロントケース刻印アップ写真

ドア側面をみるとフロントケースに刻印があります。刻印はフロントケースビスの下にメーカーや型番が刻印されているので、それを控えておきます。同じドアノブを探す際はまずドアノブのメーカーと刻印から割り出した方が早いです。

同じドアノブにこだわりがなければ、ドア厚み、バックセット、フロントケースサイズが合えば安価な万能錠タイプのドアノブに交換ができます。

これで勝手口ドアノブの採寸はバッチリです。

勝手口ドアノブ交換手順

勝手口ドアノブの交換手順をご説明します。

  • ドアノブを外す
  • フロントケースを外す
  • 錠ケースを外す
  • 新しい錠ケースを入れる
  • フロントケースを付ける
  • ドアノブを付ける

以上6つの手順でドアノブの交換ができます。

ドアノブを外す

ドアノブを外す写真

まずはドアノブを外す必要があります。ドアノブ根本には小さく穴があいていますが、その穴に専用のフックをひっかけて左回しするとドアノブがくるくるまわり外れます。この専用のフックはドアノブを購入した際に入っている工具なので、それを使いましょう。

もしフックがない場合は、先の細いマイナスドライバーをドアノブ根本の穴に押し当て、ドライバーの背をトンカチでトントンと叩けばドアノブが緩みます。ドアノブがゆるめば手でドアノブ丸座根本をしっかり掴んで左回しするだけで外すことができます。室内側のドアノブが外れたらセットプレートがみえます。左右にビスが入っているのでそのビスを抜けば室外側のドアノブも外れます。

フロントケースを外す

フロントケース写真

フロントケース上下にビスがついているので、ビスをプラスドライバーで左回しして取り外します。すると錠ケース本体がみえます。

錠ケース本体を取り外す

錠ケース本体写真

錠ケース本体も上下にビスがついているので、フロントケースを外す手順と同じくプラスドライバーでビスを取り除きます。すると、錠ケースが取り外せるようになりますので、錠ケースを持って引き抜きます。

錠ケースを入れる

錠ケースを入れる写真

古い錠ケースを取り出したら新しい錠ケースを入れてビスでとめます。ドア側面切り欠き穴のなかにホコリなどがたまっているので、ホコリは掃除しておくと良いでしょう。錠ケースの取り付けは向きがあるので注意してください。

フロントケース取り付け

フロントケース取り付け写真

フロントケースを取り付けます。フロントケースは上下のビスで固定します。錠ケースもフロントケースもですが、ネジを締める際に電動ドライバーを使わないように注意してください。

電動ドライバーだと締め付けすぎてネジ穴がダメになる可能性があります。ネジを締めるときはプラスドライバーで手回ししましょう。

ドアノブの取り付け 

セットプレート取り付け写真

セットプレートビスピッチをドア穴位置に合わせて取り付けます。万能錠タイプのドアノブの場合、セットプレートにいくつか穴があり、さまざまなメーカーのビスピッチに対応できるようになっています。

セットプレートをつけたらドアノブにスピンドルという半月板を付けて錠ケースに差し込みます。ドアノブを回すとスピンドルが動きますが、そのスピンドルが錠ケース内部と連動してラッチが動きます。スピンドルをドアノブに付け忘れると当然ですがドアは閉めてもロックされず、ガチャンとドアが正常に閉まらないためスピンドルをドアノブに付けることを忘れないように取り付けましょう。

ドアノブは室内側から差し込み、室外側も差し込みます。室内外ともにドアノブを差し込んだら、室内側のドアノブ根本の丸座を持ちくるくる右まわしします。取り付けるまでグラグラしていたドアノブが固定できます。最後にドアノブを購入した際についている付属のフックをドアノブ根本の穴にひっかけて、右まわしすると今後緩むことなくしっかり固定できます。

まとめ

ドアノブ交換後の写真

勝手口ドアノブの採寸から交換方法をご紹介いたしました。

ドアノブ交換を自分で行う場合、まずはドアノブ選びを間違わないことが大切です。ドアノブ選びを間違えてしまうと取り付け方が分かっていてもドアノブを取り付けることはできません。ドアノブ取り付けに失敗しない最も大事なことは入念なドアノブ採寸です。寸法さえ合っていれば取り付けはできますし、慣れていなくて取り付けができなかった場合も業者に取り付けだけお願いすることができます。

ドアノブ交換DIYの際は参考にして頂けますと幸いです。

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時々屋

日頃はガラス屋を営んでいる傍ら空いた時間にガラスや建具にまつわるお役立ち情報を発信しています。記事が皆様の参考になりましたら幸いです。下関市・北九州市のガラス屋より

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