網戸が引っかかり動かない原因は枠の垂れ下がり!?修理方法をお伝えします!

網戸が引っかかり動かないこと、ありませんか?もしかしたら、サッシ上枠の垂れ下がりが原因かもしれません。特に4枚建ての窓はサッシ上枠が垂れ下がりやすく、そうなると網戸が上枠に引っかかり動かなくなることがあります。

網戸を真ん中までスライドさせてみてください。真ん中で引っかかりませんか?引っかかる方の枠をそのまま持ち上げてみてください。持ち上がらない場合、網戸が原因ではなくサッシ枠の垂れ下がりが原因です。

次に持ち上げた枠と反対側の枠を持ち上げてみてください。持ち上がりますよね。サッシ枠の真ん中が垂れ下がっている証拠です。もし、網戸を真ん中まで持っていき、網戸の左右の枠両方とも持ち上がらない場合は、サッシ枠が平行四辺形に傾いています。その場合は開口の最も最小寸法に合わせて網戸を新調するか、網戸を切り詰めるかの2択になります。

今回はサッシ枠が垂れ下がっている場合の対処方法をご紹介します。

網戸が引っかかり動かない場合の修理手順

①網戸を外す

まずは網戸を外しましょう。といっても網戸を持ち上げても上枠が垂れ下がっているせいで外れませんよね。その場合は、両手で網戸を持ち上げながら膝を使い網戸フレーム縦枠の下を押して逆弓なりにしながらサッシ枠から外します。男性の方の場合は力があるので膝を使わなくても、手でフレームを逆弓なりにして網戸を外せます。誤って網戸のネットを破らないように気をつけてください。

②網戸の上枠振れ止め溝を削ります

写真の網戸の矢印部分が網戸の上レールに差し込まれるところです。もしここに振れ止めが入っていてもお構いなしに削っていきます。元々動かない網戸ですから、遠慮することはありません。もしお使いの網戸がビル用網戸や公団網戸、ドブ溝用網戸の場合は修理方法が異なりますし、特定ハウスメーカーの場合も勝手が違う可能性があります。ご不安な方は写真の網戸と同じ形状の場合のみこの記事をみながら修理してみてください。

削り方は鉄工ヤスリの丸タイプで切り欠きを削ります。削りすぎないように3mmぐらい削ったら一旦網戸を枠に入れてみましょう。

③網戸を網戸レールに差し込む

網戸を取り外すときは逆弓なりにしないと外せませんでしたが、引っかかり箇所は先程削りました。次は普通に差し込みできると思います。もしまだ差し込めない場合はもう一度切り欠きを削りましょう。

網戸を取り付けたらスライドしてみます。動くようになりましたか?動くようになりましたら仕上げにシリコーンスプレーをレールに吹いて滑りを良くして修理完了です。もし直らない場合は網戸屋さんにみてもらいましょう。

まとめ

網戸が動かない原因と修理方法についてお伝えしました。とはいえ、網戸の種類も細部の形状や作り、網戸が動きづらい原因も様々です。今回はサッシ枠垂れ下がりの場合と断定しましたが、そうじゃない場合もあるかもしれません。やはり一番オススメなのは業者にみてもらうことです。

慣れている方がすると3秒で外したり取り付けられる網戸も、慣れていない方がやると外せなかったり取り付けできない、最悪の場合は破損することもあります。なので決して無理はしないでくださいね。

網戸が直ると良いですね。

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時々屋

日頃はガラス屋を営んでいる傍ら空いた時間にガラスや建具にまつわるお役立ち情報を発信しています。記事が皆様の参考になりましたら幸いです。下関市・北九州市のガラス屋より

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