埋め込みポストの交換方法は?手順とコツをご紹介します。

先日、埋め込みポストの交換をする機会があったので、交換方法とコツをご紹介致します。

埋め込みポストとは?

埋め込みポストとはブロック塀や玄関前の壁に埋め込まれているポストのことをいいます。よくブロックポストなどと呼ばれています。

郵便屋さんに置いてあるようなポストと違い、脚がないので場所も取らず、すっきりした見た目が特徴です。

ブロックポストの外し方

  • ハンマーでポストの前後を叩く
  • グラインダーでポストを切断する

ブロックポストは文字どおりブロックの中や壁の中に収まっているので、ポストまわりの壁を取り壊さなくては外せないのではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。

確かに簡単には外れないのですが、強力に接着されている訳ではありません。

ほとんどのブロックポストはハンマーで前後をガンガン叩いたら外れます。強く叩きすぎるとポストが変形して逆に外しにくくなるので注意は必要です。もしポストが変形して外せない場合はポストをグラインダーで切断すると外しやすくなります。

ブロックポストの取り付けと固定方法

  • グラインダーでブロックを切断しポストを設置するスペースを作る
  • ポストをはめ込み水平や垂直をみる
  • モルタル又はシーリングで隙間を埋めて接着、固定する

ブロックポストが外れたら今度はポストを取り付けていきます。ですが、同じサイズのポストであってもそのまま入れ替えとはいきません。

入れ替えるポストが取り外したポストと同じ寸法だと、入れ替える際にポストが壁にガリガリと当たります。なので、やや小さめのポストを用意するか、ポストが入っていたまわりのブロックを削りポストを入れる余裕を作ります。上下左右1センチ程の余裕があると入れ替えやすいです

ブロックを削るには、ディスクグラインダーにコンクリート切断用のダイヤモンドカッターを装着し、表と裏からポストまわり1センチづつ切断していくと良いです。

ポストを設置する際はキズが付かないようにポストに養生テープを貼り、水平や垂直をみながら設置していきます。設置後は養生テープを剥がします。隙間はモルタルもしくはシーリング材にて埋めて固定していきます。

隙間を埋めた所を壁の色に合わせて塗装したい場合は変性シリコンにてシーリングすると良いかもしれません。変性シリコンは、シーリングの上から塗装をしてもしっかり塗料が密着するからです。

以上が埋め込みポストの交換手順です。

施工の注意点

グラインダーを使用しポストまわりを切断する際は飛び石に気をつけてください。

周囲の車やお家はもちろん、ガラスなどに飛び石があたるとキズが付きます。飛び石が当たりそうな物には毛布やプラダンで養生しておくことをオススメします。

また、ご自身の目に飛び石が当たると大変なので、保護メガネの装着は必ずしましょう。

まとめ

なんとなく埋め込みポストの交換方法についてお分かり頂けたのではないでしょうか?

埋め込みポストが壊れてどうしたらいいかお困りの方は、焦らなくてもポストの交換に壁を壊して作り直すなどの大きな工事の必要がないんだと知って頂き、次に付けるポストのデザインや業者をじっくり選んでくださいね。

DIYに興味のある方やグラインダーをお持ちの方はご自分で交換するのも安く済んで良いかもしれません。その際はお怪我のないように気を付けて作業してくださいね。

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